篠束神社の社務所の中、壁の手の届かない上の方に古びた額に入って埃にまみれた小さな額縁がありました。昔からあそこに「何かの写真がある」ことはみんな知っていましたが誰もそれが何なのかを探ろうともしませんでした。
ある時、踏み台に乗って額縁を外し埃を払って写真を取り出してみると・・・
「蘇民神社拝殿新築記念」の集合写真でした。昭和15年、戦前の写真です。
写っている多くの人が明治の生まれ。江戸時代の末期の生まれの方もみえるかもしれません。
全員が家紋入りの羽織と袴姿で威儀を正して新築記念の集合写真を撮るというところを考えても神社の事を大切にそして丁寧に奉祀していたことが分かります。
この写真の発見は長い長い先人たちの祈りの足跡のたった一足分を覗いたような出来事でした。
この集合写真が発見されると次は「ところでここに写っている人は誰なのか?」ということが気になります。
いま生きていれば120歳~150歳になる人のことを村の古老やその遺族に情報聴取をしました。多くの氏子の少しづつの記憶を集めた結果が下の内容です。(すべては分かりませんでした)
今後も調査を継続していきます。
情報を提供していただける方は社務所までお願いします。